不要なモノが排出されるのを待つ
2017/02/10
体の細胞は入れ替わっていきます。
その入れ替わりのサイクルの中で体に不要なものを排出するのです。
体の入れ替わり
肉体は 数年で全て入れ替わっている。
といわれています。
つまり、肉体は食べたものを原料(栄養)として作り替えていくのです。
また、使われたタンパク質等は、そのまま排出されるのでは無く、いろいろなところで再利用されて最終的に、排泄物や皮膚や髪の毛として排出されます。
その体の入れ替わりの際に、体に取り込んでしまった金属や化学物質などの不要なモノが一緒に排出されるのを待つのです。
デトックスやキレーション
世の中には、デトックスやキレーションなどの手法を使って、排出を促進する方法もあります。
断食もデトックスの手法の一つですが、多くのデトックスやキレーションの手法は、何かを取り入れることで排出を促します。
商法的なモノも多いため、はじめるときりがない印象です。
本来、排出するための手法なのに、排出するためには、アレが良いです、これが良いです。と勧められるわけです。
自分が本当に信じることができるモノがあれば良いのかも知れませんが、お昼のTVで宣伝されているような一過性の手法は疑問です。
野生の動物が体調が悪いときに、自然に薬草を食べるのと同じように、人も本能的に必要なモノを選べると良いのですが、なかなか難しいように思います。
いそがない
早くなおしたいからといって、次々に色々試すと、何が効果的だったかということが分からなくなります。
また、急激な排出反応は、肌から起きる事が多く、酷いアトピー性皮膚炎になることがあります。
アトピーになると、見た目にも分かりますし、痒みでかなりのストレスになります。
そうすると、日常の生活にも支障がでるため、急激な反応は良くないのです。
また、徐々に生活習慣を変えることで、再発を防ぐことにもなるように思います。
不要なモノを取り入れないことが一番重要
あたりまえですが、排出を待っていても、その間に不要なモノを取り入れていたら、排出が終わることもありません。
突然、指が痛くなり、病院に行っても原因がわからず、数週間前から毎日食べていた枝豆を疑い、やめることで徐々に症状が良くなり、数年かかって完全に治ったという方がいらっしゃいます。
つまり、複合的な原因で症状がでているため、キーとなる原因を除きつつ、回復を待つということが、初期の膠原病の場合は重要なのだと思います。
オートファジー
2016年にノーベル賞を受賞した研究のため話題になりましたが、人間には自分の細胞を自分で分解して栄養とするという働きがあります。
こういった研究で、抗核抗体との因果関係が徐々に分かってきたり、数値的に下がるなどを経過観察できるようになるかもしれません。
しかし、今のところは、徐々に排出されるのを待つというのが答えなのではないかと思います。